ブレーキを踏むと『キーキー』と音が鳴る原因とは?たまになのか?常時なのかの違い。

ブレーキを踏むと音が鳴ってしまう、その仕組みを簡単に解説します。大丈夫かどうかは見なきゃわかりません。

ブレーキの仕組みを知ってる人も、そうでない人も、少しでもわかりやすく解説できるようにヘタクソなりに写真と合わせて説明していきます。

仕組みが少しでも分かれば、ブレーキから音が鳴るというメカニズムもなんとなく分かるようになるはずです。

では、進めていきましょう!

まず・・・ f:id:kon-taku0229:20171019185409j:plain

タイヤを外すと・・・

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こんな風になってます(だいたい前側はこんな感じです) 【ディスクブレーキ

*後ろは違うタイプのものが付いているものもあります。【ドラム式ブレーキ】など。

前進すると・・・

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このディスクの部分がタイヤと一緒に回ります。

そして、回転している中、「ブレーキペダル」を踏むと・・・

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この【ブレーキキャリパー】という部分がローターに向かって左右から挟みこんでローターの回転を止める働きをして車を止めようとします

そのブレーキキャリパーとディスクローターの間に入っているモノが「ブレーキパッド」というものです。

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コレです。

ディスクローターは固い素材で出来ているのでブレーキパッドがローターよりも若干柔らかく削れていくように作られているためパッドがすり減っていくと・・・

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この鉄の板の部分がローターに当たるようになり走行中にブレーキを掛けると

キーーーー

という音で

「ブレーキパッドがすり減ってあと少ししかないよーー!!」

と、お知らせしてくれます。

パッドがすべてなくなると固い台だけが残りローターを削ってしまうので『ゴーーーーー』という音に変化します。

これが常時、『キーーーキーーー』と、音が鳴る原因の一つです。

ディスクローターも、パッドの当たりなどで多少形状が変わって・・・

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(よく見てみると凸凹になってます。)

平面でいなきゃいけないはずのローターが波を打ってブレーキパッドとの密着不良を起こしたりもします。

そんな時にもブレーキを掛けた際には異音が発生します。

そういったときは、「新品」もしくは「研磨」をして接触面を平らにしなければ制動力も落ちますし、音もなくなりません。

実際に研磨したローターがコチラです。

(若干お得なので研磨を選択)

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こんな状態でも音が出ます

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ここをアップすると・・・

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ココの部分が突起になっていて平面のブレーキパッドにローターの突起(カドになった部分)が当たり、例えて言うなら・・・

お皿にフォークを立てて引きずるような状態】になっています。

なので、ブレーキを掛けたときにだけ異音が発生します。

たまにしか音が発生しない場合

原因が特定しづらいことが多いのですが、たまにの症状を確認できた時は

ディスクローターとブレーキパッドの間小さな石がはさまっていた」ということがありました。

あとは、

寒い時(朝一番)しか音が出ない

*結構多いです。

走っていると気が付いた時には音が出なくなっている。という報告を何度も耳にしたことがあります。

寒さが原因でブレーキの形状が変わって異音が発生したのか、どうなのか実際に見てみないとわかりませんが、見てみてもわからないこともあったりします。

ブレーキを点検しても何も異常もない時はとにかく

気にし過ぎないこと

キーーーー」っと、一度耳に入ってしまうとなかなか気になってしまって不安になってしまうものです。

点検をして特に異常がないと確認されれば診断を信用して気にしないで運転することが一番です。

どうしても気になってしょうがない時は

ブレーキ関係の部品を交換する」ことをおすすめします。(音が出る原因になりそうなところ)

ブレーキ関係の部品は「命に関わる大事な部品の一部」なので不安に思ったら些細なことでもかかりつけの整備工場や近くの工場へ向かいましょう!

あと、オーディオの音量が大きすぎてブレーキや車から出している異音に気付けず、ものすごい音に変化してから気づき修理代が高くついてしまった人もたくさん見てきています。

参考までに・・・

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ブレーキパッドの厚みの安全性&危険性を表した模型です。

2mm以下は要注意ですよ!!

車検時に限らず、定期的にタイヤ交換のときや何かのついでにブレーキを点検してもらうのが良いでしょう。

テレビや音楽の音量もほどほどに、カーライフを楽しんでください。

車の暖房が効かなくなる原因とは?~いくつかの原因と診断方法~

寒いのにヒーターが効かない!推定故障箇所や点検方法などを掲載します。

まず、確認するべき点がいくつかあります。

1.水温計は上がっているか

*メーターに青【C】赤【H】のランプしか点灯しないものだと判別は難しい。 (50℃以下⇒青100℃以上?⇒赤)メーカーにより誤差があります

2.冷却水(クーラント)はちゃんと入っているか?ラジエータ内やサブタンクなどを確認。

それらを確認した上で

推定原因は・・・

サーモスタットの故障(不良)★可能性が高い故障箇所

・ウォータポンプの不良

・ヒーターファンの故障

・ヒーターホースの亀裂や穴あきによる水漏れ(エア混入)

・ヒーターコアの詰まり

・ヒーターコックのケーブルの外れ、破損

・エア・ミックスドアの故障(制御の異常)

などが上げられます。

水温計が上がらない場合・・・

(水温が確認できない場合は・・・)

診断機で点検する方法と水温計の端子にテスターなどを当てて電圧で読み取る方法もあります。 (診断機で見るほうが断然楽です。)

診断機を見ながら温度を確認し走行しながら水温が上がるのか?下がるのか?

どういった状況で温度が下がるのかを確認する

下り坂でアクセルを踏まずに下り、水温が下がっていく状態だと

サーモスタットが開いたまま固着している可能性が高い

⇒それでもキチンとサーモスタットを取り外して、ちゃんと閉じているか確認。そしてお湯を入れたボウルなどにサーモスタットを入れながら水温を徐々に上げていきサーモスタットの開き具合を確認。(単体点検)

そもそも【サーモスタット】ってなに??

サーモスタットを簡単に説明すると・・・

冷却水の通路に設置してあり、低温ではラジエーターへの水路を閉じ、暖気を促進し、水温が上昇すると水路を開き循環させ、水温冷却を促進させる部品なのです。

車種やメーカーにより設定は様々ですが

80~85℃で開き、95℃全開します。

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*このサーモスタットは「88℃」で開くようです。(少し古めのサーモです)

他の不具合の場合は??

サーモスタットが原因ではなかった場合は、状況に応じて「消去法」で一つ一つ潰していくことが一番の近道かもしれません。

例えばクーラントがあまりにも汚れていた場合は【ヒーターコアの詰まり】などの可能性もありますし、

エンジンから音がするようであれば【ウォーターポンプが故障】している可能性も考えられます。*走行距離数なども見てみる。

あと、温度調節がちゃんとできているのか??

調整のレバーやダイヤルなどを操作した時に中で動作しているか??操作しながら中のケーブルなどを点検したり・・・

他にも電気系統で「配線やカプラ」などの【接触不良・断線・短絡】も考えられます。

その時は「導通点検」や「電圧点検」などをするべきだと思います。(スイッチを押しても何も反応しない場合など)

状況に応じて点検手順など変わったりはしますが、頻繁に不具合がでるところ(可能性が高いところ)から点検していって一つずつ潰していくのが良いと思います。

よく、見落としがちなのがクーラントの濃度です。

ごく稀に濃度が薄くて不具合を起こすこともありますのでクーラントの量などを点検するときに一緒に濃度も点検しましょう。

この掲載でちゃんとした解決に導けない可能性も多くありますが、少しでも皆さんのチカラになれば幸いです。

もっといろんな不具合をこれからも掲載していくのでいろいろと見てあげてください。

緊急時のための備えとして〜これは車に積んでおこう〜part2

備えあれば憂いなし!雪国では積んでおくべきアイテム!~牽引ロープ~

助けてもらうにも道具が必要!自分を助けてもらうには自分で道具を用意するべきです。

と、私も雪の降る土地で生活をしているので実体験も兼ねた話なのですが・・・

・雪に埋まって出られない

・畑に落ちて出られない

・突然車が動かなくなった

などのトラブルから救ってもらうケースがあります。

もちろん「レッカー」や「近くの誰か」がすぐ助けてくれるのならば良いのですが、緊急時にすぐに対応してくれたり、運よくロープなどを積んでいて引っ張ってくれる車がいれば・・・の話になってきます。

雪の降る時期、毎年と言っていいほど

「畑に落ちている車」、「雪に埋まってタイヤを空転させて進めずにいる車」をよく見かけます。

私も見かけるときは大体仕事で救助しに行く最中が多いので助けたい気持ちもありながらスルーしてしまうことが多いです。

でも、災難に見舞われた方からすれば、すぐに助けてもらいたいという気持ちでいっぱいなのだろうと思うと歯がゆい気持ちになります。

私は実際に畑に落ちてしまったときは牽引ロープを積んでいたので農家さんのトラクターで引っ張ってもらった際に使用できたので常備していてよかったと改めて実感してます。

積んでいないと・・・

身動きが取れないので助けに来た方に用意してもらったり、ロープを探しに行かせたりとかなり気まずい思いもします。 (*この体験も一度したことがあります。)

なので、最低限トラブルの時の準備を自分でしておくことが重要だと私は思います。

そして、あらかじめ確認しておくと緊急時に慌てることが少なくなります。

実際、雪などで埋まってさすがに一人ではどうしようもなくなった時に助けてくれる人が現れたとしても

牽引ロープをどこに架けていいものかわからないということが起きたりします。

せっかく助けてくれる人がいて道具もあるのに使い方がわからないのであれば「宝の持ち腐れ」もいいとこです。

車には牽引するための「フック」などがあります。

それが、「」に付いているモノなのか、「後ろ」なのか、「前後」に付いているのかは車種により様々です。

最近の車では、バンパーのキャップのような部分を外してネジ式のフックを取り付けて・・・というタイプも増えてきています。

それもトランクに積んであるのかを確認する必要があります。

いざというときにバンパーのキャップを外すことができないということもあったりして

面倒だから下のフレームに引っ掛けて・・・

なんてことをしてしまうとフレームが曲がったりして後で余計な修理費を出す羽目に・・・ということもあるので注意が必要です。

例としてですが・・・

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この車は日産ティーダですが、ココのカバーをマイナスドライバーなどの細くて硬いものを入れこじ開け、

(傷がつく恐れがありますので慎重に覚悟を持って作業をしてください)

そこに・・・トランク内などに収納されている

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この「フック」を装着し牽引ロープで引っ張ってもらうのが一般的な救助方法となります。

近くにいる誰もが最低限の知識もない場合危険が伴うので大人しくレッカーを呼んで来るまで待つほうが良いかもしれません。

こんなトラブルはあるようでない話かもしれませんが、「保険」と同じで何かあったときには非常に役に立つものなんです

雪に埋まると後ろからみんなでせーの!」と掛け声を出して押したりもしますが、助けてる人が雪をかけられてベチャベチャになったり砂利などを引っ掛けて石が飛んできて当たったりとけっこう危ないものだったりします

*私も雪を思いっきり掛けられて、救助された車はそのままその場からいなくなるという悲しい思いをしたことがあります。

ハザードランプでありがとうの表示のみで去っていきました。)

そこでケガをさせてしまっては、みんなが何とも言われない気持ちになり嫌な思いをするのではないのでしょうか??

ロープもあるといろんな選択肢も生まれたりもしますのでこの機会に用意してみては??

トラブルがないのが一番良いことですが・・・

皆さんの無事を祈っております。

日産・キューブ(NZ12)エンジン振動の謎。原因と探求方法は?

「R」や「D」へシフトチェンジするとエンジンルームから「ガタガタ」と音がして振動も伝わってくると連絡があり入庫。その原因は??

初度登録月日 平成21年7月

型式 DBA-NZ12

エンジン型式 HR15

総走行距離数 140,000km

突然、お客様から「D」や「R」へシフトチェンジするとエンジンルームから音がして振動が凄いと連絡が入り入庫。

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症状を確認すると・・・

エンジンを掛け、アイドリング状態でシフトを「R」や「D」または「P」のままエアコンのスイッチをONにした状態でエンジンがガタガタと音を立て揺れていました。

そこで、サーペンタインタイプ(1本掛け)のファンベルトを外してエンジンを再度掛けてみることに・・・

すると・・・

振動が止まりました。

なので、推定原因を

・オルタネータのワンウェイクラッチの不具合(故障)

・A/Cコンプレッサーの故障

・ファンベルトのオートテンショナーの故障(不良) (*今回は他工場で交換済みとのこと)⇒それでも音や振動が止まらず入庫に・・・

オルタネータの簡易点検として

オルタネータについているカプラを外しエンジン始動してみる⇒音が止まるかどうか・・・*止まらず

:ワンウェイクラッチ単体の点検自体は難しいとのこと。取り外しには特殊工具が必要なため点検が困難であるため【簡易点検】で症状を確認していく。

A/Cコンプレッサーも異常なし

では、どこが壊れているのだろうか・・・?

と、思っていたのですが、ファンベルトに掛かっているプーリーを見ていると・・・

なにやらもう一つ気になる部品を発見!

それは・・・

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「e-4WD」に使用している4WD用モーター専用の発電機

ジェネレーターモーター

このモーターにも日産特有の「ワンウェイクラッチ」がついていてそれが故障すると・・・

エンジンの回転変動を吸収できずベルトに作用する張力変動を低減できずエンジンが振動する

という症状を引き起こしてしまう。

要するに

「ワンウェイクラッチが故障すると、エンジン回転が高くなった場合など(シフト切り替え時やA/C ON時)にベルトの張りの調整ができなくなるのでプーリーを固定してしまい、ファンベルトをギュンと引っ張ってしまってテンショナーなどを揺らしてしまう。」

という症状を出す。(いまいちうまく説明はできませんがそういうことです)

このジェネレーターモーターは、困難な場所に取り付けてあるので単体点検も難しいとの判断で【消去法】ということで交換しました。

すると・・・

直りました!!

完治です。

内心、確信にいたらず交換したのでドキドキしながら交換したのですが、周りの声やネットでの噂なども確認しつつ、最後は自己責任で行動に移しましたがなんとか交換しなくてもいいものまで交換するというもったいないことにならず安心しました。

トヨタ・アクア(NHP10)のエンジン回転数が高いまま下がらず。原因は?

スピードを出した後、減速をするためアクセルを離すもエンジン回転が高いまま下がらない・・・いったいなぜ??

この症状は体験した症状ではなく、聞いた話での掲載です。

あらかじめご了承ください

通常走行では特に違和感はなく普通に走行できるようなのですが、

「50~60km/h」までスピードを上げた後、アクセルを離しても・・・

『エンジン回転数が高いまま下がらない』という症状が出てしまうようです。

そんなときに【診断機】のような機械があればよいのですが、ない場合に見ていただきたい場所があります。

それは・・・

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後部座席の・・・

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ココです。

クーリングブロアモーター】という

HVバッテリーを冷却する』という役割を持っています。

そのブロアモーターについている『フィルター』が詰まってたりしてしまうと・・・

HVバッテリーが冷やされなくなり、コンピューターに異常信号が入り、

エンジンをサポートしているモーターの補助が入らなくなり

エンジンの力」だけで車を動かそうとするので異様にエンジン回転が上がってしまうのだそうです。

車内がホコリまみれだったり、モノが散乱している車などは注意が必要です。

アクアはモーターの補助がないとエンジンの力だけではほとんど走らないようですので

なんだか

エンジン音がやけに大きいな」とか「やけに回転数が多いな」と感じた場合はこのような症状に陥っている可能性は十分にあります

他の「HVバッテリー」や「ジェネレータ」の不具合の話はそんなにないようなので・・・

他にもっと有力な情報が入ればまた掲載していきたいと思います。

スズキ・ジムニー(JB23W)エンジンが吹け上がらない!その原因とは?

アイドリングは特に違和感がないが、20~30km/hくらいから吹け上がらない(力不足)ということで来店。故障個所を探せ!!

初度検査月日 平成14年

型式 JB23W

総走行距離数 110,000km

走り始めから20~30km/h程で、『ガクンッ、ガクンッ』と吹け上がらなくなり全然進まなくなる症状。   f:id:kon-taku0229:20171012231916j:plain

点検をした状況として・・・

・ダイアグ⇒異常なし

・バキュームセンサー⇒異常なし

・スロットルポジションセンサー⇒異常なし

・WGB(ウエスト・ゲート・バルブ)⇒導通あり・ロッドも正常に稼動する。

・アイドリングからアクセルを開いて、インタークーラーからのホースを触って、ターボの圧を感じれたので「タービン」も正常と判断。

インタークーラーからのホース場所(位置)は・・・

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ココです。

予想していた不具合箇所は外れていたので

初心に返って・・・

基本点検」からすることに。

すると・・・

原因が判明しました!!

犯人(故障個所)は・・・

『スパークプラグ』の隙間過大による【点火不良】でした。

交換後、吹けない症状はなく走行に問題なく正常に走行できました

お客様からいろいろな情報をもらって推測したり、普段からよく不具合のある箇所から点検したりと『経験』を生かした作業をするのもありですが、

それでもキチンと基本から点検して診断すべきということを改めて感じた日でした

点火系統(プラグ・イグニッションコイルなど)

燃料系統(燃圧など)

制御系統(センサーなど)

診断機を使用してダイアグがでなくて、わからないときほど基本に忠実にいくべきですね!

まだまだ未熟者ゆえ学ぶことが多いので退屈はしませんね。

日々勉強です。

*こちらもジムニーに関する記事なので併せて読んでいただくと嬉しいです。

www.k-takku.com

www.k-takku.com

ホンダ・ライフ(JB8)ウインカーが点かない!原因はコレでした。

ハザードランプ・右ウインカーは点滅するのに左ウインカーだけが前も後ろも全て点滅しない!故障箇所はココだ!!

初度検査年月 平成15年11月

型式 UA-JB

エンジン型式 P07A

総走行距離数 116,000km

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突然お客様から連絡があり

左ウインカーが点かなくなりました。前も後ろもメーターにもランプが点きません・・・

という報告を受けたので引き取りに伺おうと思っていたら・・・

右廻りでどうにか工場まで行きますから!」

と、言ってはくれましたが

「そんな無茶しなくても・・・笑」とは思いつつ、待つこと10分・・・

無事に到着しましたので早速点検へ!

ウインカーのレバー(スイッチ)を右へやると「カチカチッ」とヒューズボックスの裏で聞こえてきますが左へやると・・・

全く反応がありません

いろいろ調べていくうちに・・・

なにやら

インテグレットコントロールユニット】 (統合ユニット

というものが不具合を起こしているようだ。 (けっこうココの不具合が多いようです。)

そのユニットの取り付け場所(位置)は・・・

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そして・・・

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ココについていて・・・

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こんな感じになってます!

(ケースを外すときは自己責任でお願いします)

*ユニットを外す際は、バッテリーのマイナス端子は抜いてから作業しましょう。

(いろいろとカプラーを外す作業がありますので・・・)

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ココも開けてカプラーを抜かないと作業は難しいと思います。

新品の【統合ユニット】が届いたので早速、取付けました!!

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つけてみると・・・

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ちゃんと左ウインカー全て点滅するようになりました!(右もちゃんと点きます)

これで完治となりましたので一件落着です。

ただどうしても気になることがありましたので文章は続きます・・・

(ちょっとしたクレームみたいになってしまいますが・・・)

ヒューズボックスがあっても、どれがどの役割をしてるのかわかりづらい!!配置図はないのか??

通常、フタがあったりしてその裏に記載されていたりするのですが、ライフの運転席下のヒューズボックスにはソレがありません!!

説明書も紛失・・・

「私のようにヒューズやリレーの位置(配置)がわからなくて困っている人がいたら是非!!」

ということで、配線図ヒューズボックスの負荷一覧も載せちゃいます。

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小さくてわかりづらかったらすみません。

今回は、写真をふんだんに使ってしまいました。

伝わりづらいようでしたらごめんなさい。

それでも皆様のなにかのお役に立てれば本望です。