突然、メーター内のエンジン警告灯が点灯!その原因を点検しました。
*これは失敗談です。誰かの参考になればと思い投稿します。未熟者の投稿と思いお読みくださいませ・・・
初度登録月日 平成15年1月
型式 TA-FNB15
原動機型式 QG15
総走行距離数 91,705km
症状は・・・
スキャンツール(G-SCAN Tab)使用
・故障コード『P0172 空燃比リッチ異常』
・アイドリングが不調(ガタついた感じがあり)
・O2センサーの数値が「0,8~0,9V」のリッチで張り付き(アイドリング時)
・エアーフローメータの数値(暖気後)が「1,3~1,5V」
・基本噴射量「3,0~3,3ms」(暖気後)
・Co、Hcの数値が車検で受からないほどの数値(振り切れて測定不可)
・空燃比補正値「75%」(ほぼ固定)で100%に戻そうと補正が掛かるときにエンジンの調子が悪くなる。
・電気負荷(A/C ON)を加えてやると状態が落ち着くことも・・・
・スロットルボデー手前のホースを抜いて自然吸気量を強制的に増やすと・・・調子が戻る。
(O2センサーの数値も上下するようになる)
以上のことや様々な情報をみて・・・
「エア・フロー・メーター」
を交換。
経済的なこともあり
新品はアッセンブリしかないようで{単体供給がない}4万円以上もするということなので
仕方なく『中古品』で対応。
この選択が後になって迷宮へと・・・
中古品に交換した後・・・
「全然、症状が改善しない・・・」
焦ってしまった私は・・・
スロットルボデーを取外して洗浄し、
それでも解決せずタイムアップ。
結局、時間の関係もありディーラーへ持ち込むことに・・・
ディーラーの診断結果は・・・
「エア・フロー・メータですね。」
基準値が
「キーON エンジンOFF 1,0V」➡「1,13Vありました。」
「エンジン始動後(暖気後)で1,3V以下」➡「1,4Vくらいあったので」
自社にあった別のセンサーを付け替えたら元の調子に戻りました。
答えは
「中古品も特性異常により故障していたのを取付けてしまっていたために改善されていなかった」です。
時間ばかりが掛かってしまい、交換したからと思い「そこはもう大丈夫」と思い込んでしまったがための失敗です。
ここでしっかり、「キーON時の基準値」などをちゃんと読み取れていたらそこも疑えていたのだと思います。
中古品はそういったリスクもあるのだと改めて思い知らされました。
《燃料を噴射する量を決めるセンサー》
・エアーフローメータ
・水温センサー
・O2センサー
・スロットルポジションセンサー(AACバルブなし)
がメインで噴射量を決めています。
空燃比リッチになる原因としては・・・
・上記のセンサー等の不良
・燃圧異常(高圧)*燃料がシリンダからオイルパンまで落ちエンジンオイルと混ざりガソリン混じりのエンジンオイル(オイル温度上昇でブローバイとして濃いガスを再循環)を燃焼
・インジェクター不良(開きっぱなし/閉じ不良)
・PCVバルブ不良(閉じ不良)
・エンジンオイル多過(エンジンオイルの燃焼で、Co・Hcを濃くしている)
・チャコールキャニスターの異常(詰まり)などで生ガスが直に送られてリッチになることも・・・
・点火系の異常(スパークプラグ、イグニッションコイル、圧縮圧力不良)
などが挙げられると思います。
スキャンツールなどで確認しながら目視点検もして、故障しているか判断が出来ない場合はなるべく
「安いものから交換していく」
*時間を掛けてじっくり点検できれば、それが一番いいのですが・・・
あとは情報収集ですね。
ネットでの情報も多くはなり、よく拝見させていただいてますが、
まだピンポイントな情報や全く同じような車種や状態の情報は多くはありませんので…
少なからずですがコレも情報の一つとして誰かのお役に立てればと思います。
*あくまで決定打としてではなく参考までに・・・