朝一や帰宅時の「長時間エンジンを掛けていない時」、エンジンが掛かりづらいという・・・なぜなのでしょう??
セドリックワゴン
型式 E-WY30
エンジン型式 VG20
総走行距離数 180,000km
症状としましては・・・
・朝セル(スターター)を回しても掛かりづらい(エンジンが冷えると掛かりづらい)
*そして、掛け始めのときはアイドリング不調
・アクセルを何回も踏みながら掛けるとエンジンは掛かる
・エンジンが温まると異常はなく、問題なく走行できる
「推定原因」としては・・・
〇冷間時の始動に必要な燃料の増量がないことが主な原因と推定
・水温センサー(短絡・抵抗値が小さい)
・点火時期(調整不良)
・スタータ信号(コンピュータに入力されない)
・AACバルブ{Auxiliary Air control Valve 補助空気制御弁}の不良 (アイドリングをコントロールするバルブ)
*ISCVと基本的に性能は同じ
・EGRバルブ(密着不良)
ざっとの推定ではありますが、ここまでの推定にしまして、早速点検へ・・・
まず、「水温センサー」の点検から。
エンジンが冷えている時に掛かりずらいのであれば
水温センサーが「短絡(ショート)」または
センサーが間違って、「エンジンは暖かいよー」と、コンピューターへ間違った信号を送っている可能性があるので
「断線」(エンジンが冷えている)の状態を作り出す。
*無理やりに「エンジンは冷えているから!」とコンピューターに信号を送る。
*ただ水温センサーのコネクタを抜いてエンジンを掛けてみる作業なんですが・・・
水温センサーの場所(位置)は・・・
ざっくりですが、このあたりです。
このセドリックの水温センサーはなかなか手強くて簡単には外れてくれませんでした・・・
*水温センサーの上にいろいろあるのでそれらを外してからのアプローチとなります。
押しながら抜くタイプのコネクタではないので精密ドライバーなどの細い工具で固定されてる針金のようなものを外さなければ抜けません。
私は不器用な男なので少し手間取りました・・・
また最低限のものを取り付けて
さぁ!!エンジン始動!!!
「ブルゥゥン・・・」
「あっ・・・」
普通に掛かりましたね・・・
ということで、配線や電圧なども点検しましたが「異常なし」だったので
「水温センサー」を交換しました!!
無事に症状はでず、完治しました。
「エンジンが冷えている」
「温まると異常がない」
などの推測からすぐに点検&原因解明できてよかったです。
原因は・・・・
水温センサーの特性異常でした。