カセットガスを使用して冷蔵するドメティックの冷蔵庫(クーラーボックス)冷えない原因を点検しました。
製品情報
Dometic ポータブル3way冷蔵庫(ドメティック 株式会社)
2016年製
定格電圧 AC100V/DC12V
コチラの冷蔵庫は、コンセント🔌を差しても使用できますが、ガス缶(CB缶・カセットボンベ)を接続すると…
キャンプなどのアウトドアでも使用することが出来る優れものです。
ですが…
今回は・・・
「ガス缶を接続しても点火せず使用できない(冷えない)」
という依頼がありましたので
車ではなく、クーラーボックス!?冷蔵庫を分解&点検してみることに・・・
ガスボンベを取付ける位置は後ろ側の・・・
コチラにあります。
(上にグッと押し付けるだけの簡単接続です。)
後ろ側にいろいろと配線やガス管などがあるので
カバーなどを外していきます。
矢印にあるネジなどを片っ端から外していきます。
外していくには通常のドライバーではなく・・・
「トルクスネジ」➡または「へクスローブ」と言われたりする・・・
星型のようなネジが使われているので
このような
「スターレンチ?トルクスレンチ?」
を準備しておくと作業がスムーズに進みます。
扉を外す際は…
黒のプラスチックのネジ(マイナスドライバーで回す)と、内側に
四角のナットが嵌め込まれてますが、簡単にポロッと落ちてしまうので無くさないよう注意が必要です。
*作業をされる方は自己責任でお願いします。
カバーを外して中を見てみました
まず…
火花が出るかどうかを確認します。
配線を見てみると…
少しだけ被覆が切れていた(カバーなどに挟まれていたのが原因か…)ので、テープで固定します。
*配線は切れていませんでした。
矢印部分の
点火スイッチを押すと…
ちゃんと火花が出るのが確認出来ました。
火花の確認は…
ココで確認します。
次は
ガスがちゃんと出てきてるのかを点検します。
その前に…
ここも亀裂が入っていて裂けていたので…
ハンダで修復。
ガスの流れは・・・
『ガス缶➡️レギュレーター➡️配管➡燃焼室』
で接続されているので…
まず、
レギュレータと配管の間を切り離して
ちゃんとガスが噴出されているか確認。
矢印の部分から切り離してから
ガス缶を接続。
ガス缶を接続した瞬間に…
レギュレータから…
『プシューーー‼️』
と、ちゃんとガスが噴出されることを確認。
次に…
ガスの量を調整するノズル?の確認。
ここはプラスドライバーで外します🪛
この中に細かい部品が入ってます
・Oリング
・スプリング(バネ)
・ワッシャーなど
無くさないようにそっと取り外します。
この金色の部品をよく見ると…
小さな穴が空いています。
これが回ることで
ガスの量の調整をしています。
キレイに清掃して同じように組み付けます。
ココを外した時についでにガスの配管のパイプのラインもエアブローしておきます。
(ここからエアーを吹きかけます)
次に 点火する箇所手前の
ココを点検。
この中に入っている…
コレもよく見てみると…
凄く小さな穴があいています。
ココも詰まるとガスが噴出されなくなります。
飛ばして無くならないように清掃します。
無くなったら終わりです。
無事に組付けが終わったら
点火してみます。
果たして・・・結果は・・・そして原因は。。。
調整のツマミを回して・・・
押し続けて・・・
10秒押し続けたら点火スイッチを何回か押す。
すると・・・
点きました。
原因は
「ガスラインの詰まりによるガスの供給不足」
だったと推測されます。
修理に出すと
約2万円掛かると聞いていたので無事に点火してホッとしました。
これで暑い日でもキンキンに冷えたビールが飲めそうですね。
コレを見て作業される方はあくまで参考としていただけると幸いです。
全て自己責任でお願いします。