子育てをしているお父さん必見!「教育本」としてオススメの1冊!!その教育、本当に効果があるのか?経済学でみる子育ての実態とは~
教育経済学者 中室 牧子(なかむろ まきこ)
データが覆す教育の「定石」
「子どもを勉強させるためにご褒美で釣ってはいけないのか?」
「子どもをほめ育てしてはいけないのか?」
「ゲームは子どもにとって悪影響なのか?」
など、私が自分を含め、世間の子育てに対して疑問に思っていたことが、この本で解説してある。
もちろん、この本に書いてあることがすべてではないし、正しいわけではないかもしれないが、読んでみての感想としてはとても面白く気になることばかりが書いてあったのでとても参考になりました。
「データ」を基に出した、『結果』というものに私は少なからず「なるほど・・・」と、納得をしてしまいました。
なにやら、あの『今でしょ!』で、お馴染みの
林修先生も絶賛している本のようです!
因果関係と相関関係を混合しない
「Aという原因においてBという結果が生じた」という因果関係と、
「AとBが同時に起こっている」という「原因」と「結果」を明らかにはしない相関関係。
『読書をしているから子どもの学力が高い』(因果関係)ではなく、
『学力の高い子どもが読書をしているにすぎない』(相関関係)
*可能性がある
のフレーズになんだかすごい納得をしてしまいました。
夫婦共働きが多くなってきた昨今
父親も積極的に「子育て」に参加しているように思えます。
(実際は奥さんに頭が上がらず、言うことを聞いて子育てを手伝わざるを得ない環境になっていても、そんなこと言えるわけがありませんが・・・)
私も「二児の父」で子育てはそれなりですが参加して、妻に注意されながらも子供と向き合っています。 (世間の言う『イクメン』とは程遠い気はしていますが・・・)
本書の中にも
「男の子なら父親が、女の子なら母親がかかわるとよい」という、文章があるのですが、どうやら子どもと同性の親のかかわりの効果は高く、 『とくに男の子にとって父親が果たす役割は重要』
と、書いてあったりもしますので、私も息子がいますので重要な役割をキチンと全う出来たらと思います。
*苦手教科の克服には同性の先生と生徒の関係が良い。ということも書いてありました。
子どもと一緒にいる時間が私よりも数倍多い妻は、
「子どもにとって良いことや悪いこと」や、
「こういう風に育てないと〇〇のようになる・・・」などと、
{本}や{周りから得た情報}をもとに育児をしたり、
「本当にこれが効果あるのかな・・・」
と、思うようなこともしていたりするのが私のちょっとした子育てに対しての疑問にもなりました。
*ただ思っていたとしても言えません。言えるわけがありません。(妻の子育てに対する思いが強いがゆえに・・・)
たしかに、今は「教材」や「情報」がありふれていて、
「何が本当に良いものか?」
「何を購入したら間違いはないのか?」
など、意見交換などを近所のママ友やママ同士が集まる{コミュニティー}などで仕入れてきた情報をもとに
いろんな「教材」や「オモチャ」などを買ってます。
それでも「お金」をかけてモノを増やしていったところで、すぐに飽きて遊ばなくなったり、勉強に興味がなくなってしまうと、
「違うものを与えれば・・・」という悪循環に
「本当にこれでいいのだろうか・・・」
と、モノを与えることも大事だけど、もっと「向き合い方や接し方」をもっと親が学ばなければいけないのではないか??
でも、自分には発言できるような「知識」も妻を納得させられるような「言葉のチカラ」もなかったので、この
~『学力』の経済学~
という本を見つけたときは、
「これが何かのキッカケになれば・・・」と思い、購入し読んでみました。 *補足情報ですが、この本は30万部突破しているみたいです。
この本は、「子どもを東大に合格させた〇〇の・・・・」の本、のような偏った育児法や稀に登場する「こんな方法で教育しました・・・結果、有名大学に受かりました」のような本などではなく、データを集計して出した「結果」を綴ってますのであくまでも参考ではありますが、かなり納得させられます。
もちろん、自分自身にあった育児をしたらいいと思いますし、なんにせよ「その子にとって良いもの」が一番だと思います。
私たち親が見るための「育児に対しての参考書」なども多くある中で読んでみて面白かったと思えた1冊だったので紹介させていただきました。
あとの詳しいところは本書を購入、または友人or知人に借りる、最悪立ち読みでご参照ください。
私のように育児に対して強気になれない父親としての「教育を学ぶ1冊」として少しでもチカラになれればと思います。