時々!?「SUZUKI・EVERY」のエンジンチェックランプが点灯。その原因とは??
車両型式 EBD-DA64V
初度登録年月 平成22年6月
エンジン型式 K6A
総走行距離数 160,000km
〈症状〉 は・・・
走行中、突然エンジンチェックランプが点灯。
エンジンの調子としては特に変化は感じられない・・・(普通に走行できる状態)
頻度は月に1度か2度程度(少ない・・・)
ただ、気になるという事で入庫しました。
診断機を使用した際に出た「故障コード」は・・・
【P0420 触媒劣化】
この診断内容としましては・・・
「完全暖機後に走行時のA/Fセンサー出力信号の変化値に対してリヤO2センサー出力信号の変化値が基準値以上となった。」
場合にメーター内にチェックランプを点灯させるということです。
ここで、気になる推定不具合箇所は・・・
・排気系統
・リヤO2センサー(配線&コネクタ)含む
・A/Fセンサー(配線&コネクタ)含む
・三元触媒(エキゾーストマニホールド)
・ECM(コンピューター)
何点かチェックするべきところはありますが・・・
いろいろと調べていると・・・
ECMの【リプログラミング】
通称『リプロ』をすると改善したという報告などもチラホラありましたので参考までに・・・
その、コンピューターが最新のモノにアップデートされているかどうかもディーラーへ確認してみては??
*ちなみに今回の車両はすでにアップデート済みでした。
再現手順は・・・
預かったときには故障コードは残っているが、メーターにはランプが点灯していない時に、再度症状を確認するための再現方法です。
(1)エンジンを始動し、完全暖機する。
(2)10分間以上「60~80km/h」の速度で走行。
*くれぐれも交通ルールなどしっかり守った上で点検&走行してください。(運転者とデータ管理者の2人で乗車&走行が望ましいです。)
今回は・・・
触媒(O2センサー付)を中古で取り寄せ取り替えたところ、症状は出なくなりました。
A/FセンサーもO2センサーもデータモニター上では違和感を覚える数値ではなかったところをみると
「触媒の劣化でチェックランプが点灯した」と、判断してよかったのだと思います。
ただ、故障コードが出て、
すぐに触媒の劣化、故障と断定せず、その原因となりえるものをすべて点検した上で確信に近づく事が出来たらと思います。
今回は、診断機(スキャンツール)がないとなかなか判断のしづらい故障内容ではありますが、何かのお役に立てれば・・・