トヨタ・プロボックスのエンジンチェックが走行中に点灯!!その原因を追求しました!
車両情報
初度登録年月 平成15年3月
型式 KP-NLP51V
原動機の型式 1ND
総走行距離数 395,033km
症状
40分後くらいに
突然「エンジンチェックランプ」が点灯し
アクセルを踏んでも全然スピードが上がらず
「50km/h」ほどしか出せなくなる。
エンジンキーを一旦「OFF」にして
再度、エンジンキーを「ON」にして走行すると・・・
その症状は出なくなります。
診断機(G-SCAN TAB)で診てみると…
P1121
アクセルセンサ(レンジはずれ)
と、出ました。
この故障コードの
「検出条件」としましては・・・
DTC検出条件
1.診断条件 2.異常状態 3.異常期間 4.その他
1.イグニッションスイッチ ON
2.ペダルポジションセンサ特性異常
3.1秒以上
4.1トリップ
そして、
「点検部位」は・・・
・アクセルレータペダルASSY
・ワイヤハーネスまたはコネクター
・エンジンコントロールコンピュータ
と、なります。
点検部位を順番通りに調べていきました。
まずは「アクセルレータペダルASSY」から点検
↓の
①と④
③と⑥
の端子間の
「抵抗値」
を測定します。
抵抗値が
「1,5~6,0kΩ」
の範囲内であれば基準値内です。
センサーは
「正常」
ということで次に進みます。
次は、ワイヤハーネスとコネクターを点検。
「導通点検」をして
断線がなければ
短絡していないかも点検します。
*特に異常なしでした
最終的な判断は・・・??
症状や以上の点検から
【ECU(エンジンコントロールコンピュータ)の異常】
と判断。
早速ECUを取り換えることに・・・
助手席側のダッシュボード??の下のカバーを外したところに見えます。
コネクターを外し
簡単に取り外せます。
今回は
品番は違うが、同じ車両のECUをお客様自身が持っているということで
約1時間の試運転をしましたが症状は出ませんでした。
納車後、何日か経過した後も
特におかしな症状は出ないとのことです。
これにて一件落着です。
ちなみに・・・
ECUの金額(新品)は
約90,000円でした。