エンジンが全く掛からないわけではないが、キーを回しても反応がない。でも掛かるときもある。そんなコルトを点検してみました。
車両情報
三菱・コルト
初度登録年月 平成16年1月
型式 UA-Z25A
原動機型式 4G19
総走行距離数 90,000km
症状
・エンジンを掛けようとキーを回すと・・・・うんともすんとも言わない。
⇒たまに一発で普通に掛かることもある。
・グッっと奥に差し込みながら回したり、グリグリ鍵を動かしながら回すと突然エンジンが掛かったりする事がある。
よって、原因は・・・
スターターモーター(セルモーター)やバッテリーではなく
スタートスイッチ
(別名 エンジンスターチング スイッチ)
に狙いを絞り交換することに・・・
スタートスイッチの取り外し方
まず用意する工具が
・少し長めの+ドライバー
⇒カバーの下のネジを外すのに使います
・かなり短めのドライバー(スタッピドライバー)
→スタッピドライバーの中でもかなり短いものでないと厳しい狭さでの作業になります。
今回は、そんな短いドライバーが用意できなかったので使わないドライバーを曲げて・・・
こんな感じにアレンジして作業に取り掛かりました。
どこに取り付けてある部品かというと・・・
この運転席のハンドルの奥にあるカバー(上下)を外して・・・
⇒下から上に向かってネジが3箇所締め付けてあります。
カバーを外して…
左側のワイパーのレバーの根元付近に・・・
(シフトレバーがちょうど邪魔な位置にあります)
スイッチが取り付けられています。
(ここについているネジが狭くて普通のドライバーでは緩めることができないので、短いドライバーもしくは自作ドライバーで緩めて外します)
*少し回しづらいのですがちょっとずつ緩めて外します。
外したネジの長さはこんな感じの少し長めのネジです。
外したものと比べてみると少し色が変わってるくらいで違いはよくわかりませんが
中の基盤?が接触不良を起こしています。
ネジを外す際にすごく窮屈な感じなのでもっとやりやすい方法はないかと三菱のディーラーの方に聞いたところ・・・
「短いドライバーでやるしかないですね」
と、一択の答えをいただきました。
なので、あれこれ周りの部品を外すことなく
狭き所からスタッピドライバーで緩めて・・・外して・・・締めて・・・・・・組付けなおして・・・
で、作業は終了です。
交換後
無事、通常の状態に戻りました。
そして…
不良だったスイッチを分解してみると…
この部分が接触不良を起こしてたんだと思います。
綺麗に拭いてみると…
綺麗にはなりましたが、接点の部分も消耗していたのでやはり交換という判断に…
後日…
「いつか全く掛からない日がくるんじゃないかと怯えることなく毎日エンジンを掛けることができています」
と、安心したというお言葉をいただきました。