走行中いきなり4速から3速へガクッと変速(シフトダウン)する。そして「N」レンジのランプが点滅。
車両情報
三菱 ミラージュ・ディンゴ
初度登録年月 平成14年6月
型式 GF-CQ1A
原動機型式 4G13
総走行距離数 約160,000km(メーター交換してるので推定距離)
症状
急にガクッと減速し3速固定になるという症状が出るが、その症状が出てからエンジンを切ると正常に戻る。
そして症状がそんなに頻繁に出てくれないことが症状確認するのに苦労しました。
「N」レンジのランプが点滅することが・・・
・入力軸速度センサー系統
・出力軸速度センサー系統
・各ソレノイドバルブ系統
・各変速段での同期外れ
・A/T コントロールリレー系統
これらのどれかに「異常」が出ているという信号なのです。
*点滅にも『2種類』あり
1Hz・・・↑の異常信号
2Hz(ちょっと早めの点滅)・・・ATF温度の警告 →これが出た場合は、アイドリング状態で「N」レンジランプが消灯するまで止まっていたほうが良いとされています。
診断機(G-SCAN)で診断した結果は・・・
「22 入力軸速度センサー系統」
と、出ました。
診断条件としましては・・・
「3速」又は「4速」の車速「30km/h」以上で入力軸速度センサーからの出力パルスを1秒以上検出されない場合に、センサー短絡または断線として
「コード 22」
が、検出される。
『コード 22』が「4回」出力された場合にフェイルセーフとして
「3速」または「2速」固定され、1HZで「N」ランプが点滅する。
と、いう話です。
推定不具合原因としましては・・・
・入力軸速度センサー不良(断線または短絡)
・コネクター不良
・A/TーECU不良
が、あります。
入力軸速度センサーを交換してみました
取り付け位置は・・・
この奥に付いているので写真右手のバッテリーは作業の邪魔になると思いますので外します。
配線なども邪魔なので固定部分を外すと・・・
やっと、センサーが見えてきました。
これでセンサーが外せます。
外したセンサーですが、先端に鉄粉など付着してモッサリとなってました…
こちらが新しいセンサーです。
あとは、取り付けて外す工程の逆の作業をしていけば終了です。
交換後は。。。
30分以上試運転しましたが症状はでず、その後もお客様に引き渡しても症状は1度も現れていないようなので一安心です。