ホンダ・モビリオ・スパイクの加速不良(走行不調)を点検しました。

走行中ガタガタとジャダーのように震えて走りも悪い感じ・・・何が原因なのか??原因はコレでした。

・初度登録年月 平成18年12月

・型式 DBA-GK1

・原動機型式 L15A

・総走行距離数 145,000km

症状の詳細&基本点検としましては・・・

・「Dレンジ」での走行で

0~2,000rpm  では症状はでないが

2,000rpm~ からの走行で症状が出てくる。

・「Lレンジ」で走行しても症状は出ない。

・スパークプラグ→しっかり焼けている状態なので問題なし。

イグニッションコイル→アイドリングでのパワーバランステストでは異常は見られず。

で・・・この車種の投稿など拝見していると・・・

{CVT}の調子も悪くなったりすると同じような症状が出るというものも多数見かけましたが・・・

その前にまだ見ていない箇所がありました・・・

それは・・・

イグニッションコイルの単体点検(目視)です。

コイルの部分と筒の部分を外すと・・・

外れにくい場合は潤滑剤など吹きかけて滑りをよくしてから挑戦してみてください。

このコイルの部分の先がボロボロになってくると「リーク」を起こしてしまって、しっかりとした電圧をスパークプラグに送ってあげる事が出来なくなってしまいます。

コレが原因で2,000回転以上の力を必要とする場面で力が出ず、ガタガタとなってしまったわけですね・・・

取り付け位置は奥に4本取り付けられています。

よく本田さんのお車は補機として倍の8本取り付けてあるタイプが多いのですが、今回の車両は4本タイプのものでした。

交換後は元通りしっかりと走行するようになり症状は改善されました