日産・モコのシフトレバーを動かしてもシフトチェンジの反応が悪い件

suzuki MRワゴンOEMである、モコ(MG22S)のシフトチェンジの不具合を点検しました。

初度登録年月  平成20年10月

型式   MG22S

原動機型式 K6A

総走行距離数 50,000km

まずはお客様からの問診では・・・

・シフトレバーを動かし、シフトチェンジをしてもメーターに通常では表示されるはずの「R」や「D」の表示が出てこない。

→何秒か経つと表示が出てきて前進や後進が出来るようになる。

写真で観るとこんな感じです。

↑ これが正常の表示ですが…

(↑ 調子が悪いときはこんな感じになります)

シフトチェンジしても表示が出ず、数秒後に「D」が表示され動き出す症状がでてます。

スキャンツール(診断機)を車に繋げて診断したところ…

「P0705」   シフトスイッチ系統異常

と、出てきましたので早速点検!!

診断機に繋げたまま、ATのデータモニターを見ながら…

まずは、全てのレンジにおいてセレクトポジションとパラメーターの表示があっているかどうか。

そして、シフトレバーをニュートラル「N」ポジションにしてシフトスイッチとシフトシャフトレバーのニュートラル基準位置あっているか点検。

ここの点検項目ではなんとも言えず「シフトスイッチ」に問題があるのでは??

と、思っていたのでシフトスイッチを取り外し単体点検をすることに・・・

ただ・・・

このシフトスイッチ・・・

簡単には外れてくれませんでした

まず、取り付け位置

拡大すると…

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バッテリーなども外さないと作業しづらいので邪魔なものは全て取り外します。

このシフトスイッチとシャフトを繋いでるロールピン?が固着してしまっていて取り外しに大変苦労しました。

そして…

やっとの思いで取り外したシフトスイッチをサーキットテスターで導通点検すると…

(参考にしてください)

なんだか接触が悪いような感じです。

だいぶ反応が悪い印象だったので分解して見てみると…

腐食しているところが多数あって、これが接触不良の原因となっていると確定的になりましたので、新品と交換

すると・・・

症状はなくなり、正常に動作するようになりました。

周りでもこういった不具合は多いようなので・・・

似た症状があれば点検してみてください。