ホンダ・オデッセイ(RA9)のオートマのシフトレバーが突如利かなくなった・・・
初度登録月日 平成12年1月
総走行距離数 145,000km
エンジン型式 J30A
お客様から突然
「ATのシフトレバーが動かせないんだけど、どうしたらいい??」 (エンジン始動している状態で)
と、連絡を受け、まず電話で対応。
その場の緊急の対処法としましては、
私「シフトレバーのすぐ近くに強制解除のボタン(もしくは差込口)がありますか?」
お客様『あります!』
私「それでは、そのボタンを(差込口であれば、細くて固いもので奥にあるボタンを少し強めに)押しながらシフトレバーをPからRやDなどへ動かしてみてください」
お客様『あっ!!動きました!!』
私「とりあえずはその方法で一時しのぎしてください!」
と、対応し、すぐ入庫していただき、点検へ。
原因として、疑わしいところは・・・
・ブレーキスイッチの故障
・シフトロックソレノイドの故障
などが挙げられますが、
今回は・・・・
もっと近くに寄って拡大すると・・・
ここに取り付けられているブレーキスイッチの接触不良でした。
点検方法としては・・・
・何度もブレーキペダルを踏んでみてシフトレバーが動くかどうか確かめる (簡易点検ですが、今回はこれでシフトレバーが切り替えられました)
・シフトレバーが動かせない症状が出たときにブレーキペダルを踏みブレーキランプが点灯しているかどうかを確認する (今回は症状確認時にブレーキランプは点灯しませんでした。)
・ここまででもうブレーキスイッチの故障と判断しても良かったのですが、スイッチを外してみて、スイッチ本体のの単体点検 (スイッチも鈍くなっていたのと、何回かスイッチをON・OFFしていると導通しないことがあった。)
ブレーキスイッチはコレです。
・ついでにスイッチを抜いたコネクタ(2線)を直結させてシフトレバーが動くかどうかも確認してみる。
直結は・・・
この2箇所を配線で繋いでみる。 *恐くて不安な方はおやめください。ちゃんと知識のある方が点検することをオススメします。
繋いだ後、『キーON』にしてサイドブレーキを引いた後、シフトレバーを切り替えてみる。 (ちゃんと動きました)
しっかり、ブレーキのスイッチが作動し、シフトロックソレノイドが解除されたときはシフトレバーの下あたりから
「カチッ」
っと、音が聞こえると思いますので、耳を澄ませて聞いてみてください。
ここまで、点検しまして・・・
ブレーキスイッチを交換しまして・・・・
無事に症状は改善されました!!
今回はブレーキスイッチの故障(接触不良)だったので簡易点検などで済みました。
費用も多く掛からなくてホッとしました。
もし、皆さんの中でも同じような症状が現れた場合は・・・
ブレーキペダルを何回か踏んでみたり
ブレーキランプが点灯しているか確認してみたり
緊急時はその車の強制シフトロック解除のボタンを操作してみてください。 (わからない場合はディーラーや説明書をみて確認しましょう)
それでは、良いカーライフを。