いつも運転している車から聞きなれない音が!?それはどこから?どんな音??
車に乗っていると急に
「変な音がするようになった」
「なんだかよくわからないんだけど見てほしい」
と、少ない情報のまま入庫されることが多いのが現状です。
もちろん、それからお客様からいろいろな情報を得るために質問等するわけですが、その時に限って異音がしなくなる車もそこそこ多いのも現状であります。
それは整備工場にとってもお客様にとっても原因探求までに「時間」が掛かってしまってお互いに大変な思いもしてしまうこともありますので・・・
~異音に気づいた時の押さえておくポイント~
まず、音が鳴っている、
「状況」は??
たとえば、エンジンを掛けていて
「停まっているとき(アイドリング中)に音がするのか?」
「走行中に音がするのか??」
こういったことや、
「走行中でもカーブを曲がるときか、直進の時なのか?」
「スピードは何キロ出ているときに音がするのか?」「60km/h??何キロでもずっと???」
はたまた、
「ブレーキを掛けたときなのか?」
や、
「縁石にタイヤがのったときの衝撃で音がするのか?」
さまざまなシチュエーションがあります。
他にも、
「車のどのあたりから音が聞こえてくるか?」も大事な判断材料になってきます。
「前から?」
「後ろから?」
「左?右??」
「真ん中???」
いろんなところから異音は発生する可能性があります。
異音がするときと、しないときの時間帯や状態もあります。
「朝一番にしかならない」
「車が寒い時には音がするけど、温まると音がしない」
など、朝気づいて整備工場に持って行ったものの、到着したとたんに異音がしないなんてことはしょっちゅうありますので気にしないでください。
その時に、
「どこから、どんな音で、どんな大きさの音だったか?」を伝えられれば探求はしやすいと思います。
例1:「朝一番でエンジンを掛けると『キュルルル!!』って大きな音がするんだよね・・・」
であれば、補機ベルトの点検をしてみたり、
例2:「走行中、交差点を左折すると前側の左のタイヤのところから『ゴロゴロ』って低い音がする」
と言われれば、タイヤの駆動系の点検ができたりもします。
*ただし、一度自分の目や耳で確認するために試乗したりした上で点検はしますが・・・
このように「擬音」もなんとなくのニュアンスで人それぞれの表現にはなってしまいますが、大変役に立つ情報の一つです。
参考までに…
「キュルキュル」エンジンルーム内(補機ベルト)
「ゴーーー」タイヤ廻りや駆動系
「ブォーーー」マフラー(排気系)
「カタカタ」サスペンション系
「カチャカチャ」エンジン系・他
「キーーーー」ブレーキ系
などの表現があったりします。
あとは、
「天気(雨?雪?)」
「道路の路面状況(雨で濡れてる?平ら?凸凹?)」
「頻度(たまに?毎回?)」
「最初に異音の発生を確認してから今に至るまで音に変化があったか?(大きくなったなど)」
こういった細かな状況でしか異音が発生しないこともあります。
そのときはすぐに確認できないことがありますので、後日かお預かりして数日様子を見るということもあります。
お客様のヒントのようなものがあれば、より解決に近づきます。
車内で大音量で音楽を流したりなどの乗り方で本当なら気づく初期症状も気づけないお客様もいらっしゃいます。
どうか、大きな故障につながる前に早期発見ができることを僕も望んでいますので音楽やテレビは「適度な音量」でお楽しみください。
クルマから聞きなれない違和感のある音が聞こえてきたときは
「些細な音でも、気のせいでもいいので一度掛かりつけの整備工場まで行きましょう!」
不安はすぐに取り除くのが一番の最善策です。
それでは、良いカーライフを。