クルマのことがよくわからない、いきなりメーターに警告灯が点いてしまってビックリした人のために掲載したいと思います。
皆さんの中でこのような「警告灯」が点灯しているのをみたことがありますか??
これは、いまどきの車であれば標準で装備されている
ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)の警告灯です。
ABSとは、急ブレーキを掛けた場合や、路面が濡れていたり凍結しているような場合に急ブレーキを掛けてもタイヤがロックせず、ブレーキを掛けながらハンドル操作をできるようにしてくれる運転者の安全を考えたシステムです。
この、警告灯が点いている状態は・・・
「ABSに関係しているどこかが壊れていてABSが使えないよ!」
「整備工場で直してもらってね!」
と、いう案内をしています。
ただ、状況によりすぐに修理に出せない場合がありますよね・・・
そんなときはすごくドキドキして心配になって・・・
「このままこの車に乗っていて大丈夫だろうか・・・」
「ブレーキが利かなくなるんじゃ・・・」
なんて不安に思う人も少なからずいらっしゃるのではないのでしょうか??
希望としては早めに修理に出すのが一番ですが、運転の仕方やブレーキの踏み方をしっかりしていれば大抵の場合は大丈夫だと思います。
ブレーキの踏み方も本来ABSという機能が無かった頃は
「ポンピング ブレーキ」といって自分の足で何回もブレーキペダルを踏んでタイヤがロックするのを防いでいました。
しかし、いざ緊急事態の時にブレーキを踏むと足が離れないという人が多いのでハンドル操作が利かず事故を回避できなかった・・・
そういう事故を防ぐために「ABS」が開発され、今や当たり前のように付いている装備の一部となったわけです。
このことを理解したうえで車に乗っていただけたら急ブレーキにも少しは気構えができるのではないのでしょうか??
雪国にお住まいの方は、雪道や氷上でのスリップに十分気をつけてください。
ちなみに、ABSは自動で「ポンピング ブレーキ」をしてくれるだけで
「すごいブレーキを掛けて車を止めてくれる優れた機能」
ではないので解釈の仕方を間違えぬようお気をつけください。
あと、「ABS警告灯」と似ている警告灯がありますので
これも合わせて掲載しますので参照ください。
この「ブレーキ警告灯」が点灯(点きっぱなし)すると注意が必要です。
まず、最初に
「サイドブレーキ」が掛かってないか確認してみてください。
それが原因で点いていたのであればサイドブレーキを元に戻した時点でランプが消えると思います。
しかし、他にもこのランプが点灯する条件があります。
「ブレーキ フルード」(ブレーキを制御するオイルのような液体)が少ない。又は、無くなっている。
⇒ブレーキホースなどの亀裂などが原因でブレーキフルードがどこかで漏れている可能性も出てくるので注意が必要です。直ちに整備工場へ連絡し診断してもらうことをオススメします。
「ブレーキ フルードを管理しているセンサーが不具合を起こしている」
その他、配線の不具合などのケースもありますが、そこはしっかり整備工場などで診断してもらい修理してください。
車にとってブレーキはすごく大事な装置の一つです。
「命にかかわる大事な装置です」
車に乗る以上は、最低限の知識を持って車を運転した方が自身の為になります。
なにかあって不安になったり、怖い思いをするのは自分自身ですので・・・
それでは、良いカーライフを。
↓
ABS警告灯が点灯した際の記事を
掲載しますので
もし良ければこちらも併せて
お読みくださいませ。