スズキ・ジムニー(JB23W)のABS警告灯が点灯。故障コードから原因を割り出し、解決へ・・・
車両情報
初度登録年月 平成14年8月
型式 TA-JB23W
原動機型式 K6A
総走行距離数 142,324km
症状
メーターにABSの警告灯が点灯。
急ブレーキをかけてもABSが作動しない。
診断機(G-scan TAB)を使用した診断結果は??
反射していて少し見づらいのですが
『C1061 モーター・モーターリレー系統作動不良』
と出ました。
診断内容としましては・・・
・CPUのポンプモーター出力とポンプモーターモニターが一致しない。
・ポンプモーター駆動時にポンプモーターの固着を検出した。
・ポンプモーターへの供給電圧が異常に低い。
推定不具合箇所は・・・
・ABSコントローラー
・ABSコントローラー回路
と、なっております。
点検結果は??
「ABSコントローラー回路」
の点検をしたところ
異常箇所は見当たらなかったので
『ABSコントローラ 本体』の不具合と判断し
交換することに。
ABSコントローラーを交換しました。
ボンネットを開けまして
助手席側の奥側に
ABSコントローラーがあります。
コントローラーと
モジュレーターが一体型となっております。
ブレーキパイプとの接続部分(5箇所)を外します。
*ブレーキフルードが若干垂れてくるのでご注意ください。
そして、3箇所のボルトを緩めて外します。
コネクターは
オレンジのロックを上に引っ張り上げてから抜きます。
外した後は
裏の3箇所のボルトを(六角レンチを使用して)外して本体と切り離します。
ABSコントローラーを分解しました。
分解する時は元に戻せないことを覚悟して分解してみてください。
カバーにツメが付いてますが、コチラはすぐ折れてしまいます。
接着剤(コーキング)でしっかりとくっついているのでカバーはこじ開けました。
*これで元の姿には戻せません。
↓
こんな感じです。
分解したものの
故障の細かい原因は全然わかりませんでした。
最後に・・・
何年も前からこのABSコントローラーの不具合の話は
よくある話のようで・・・
中古部品も状態の良い(走行距離数の少ないもの)も多くはないですし
新品は
『19,3000円』(2021/12/17 現時点での価格)
と、高価格の部品でもあります。
中古部品にお取替えの際は
リスクを十分理解したうえでご使用ください。
以前、掲載した記事です。
今回とは違う故障内容ではありますが
併せて読んでいただけたら嬉しいです。