AFS(アダプティブ・フロントライト・システム)とは??点検して原因を見つけました。
・初度登録年月 平成19年8月
・型式 DAA-AHR20
・総走行距離数 105,000km
AFS(アダプティブ・フロントライト・システム)とは、
多機能オートレベリング(ヘッドライトの照射方向を自動車の曲がる方向に変える装置)のことで
症状としましては・・・
エンジン始動後20~30分後に突然メーターにAFSランプが点滅。
(エンジンを切ると消えるが、また同じように点滅する。)
このランプが点滅しているという事は・・・
「この機能は今使えませんよ!!どこかに不具合があるので調べて直してくださいね」
と、言っているような感じです。
診断機をつかってみると・・・
B2416
ハイトコントロールセンサー異常 と、出ました。
診断内容としましては・・・
・ハイトコントロールセンサーの異常
・ハイトコントロールセンサーの電源異常
が主な原因となるようです。
点検部位としましては・・・
・ハイトコントロールセンサー
・ヘッドランプスイベルコンピュータ ASSY(AFS ECU)
・車両ワイヤーハーネス および コネクタ
と、なっております。
センサーの単体点検ですが・・・
まずこの車両には後の左側(コイルスプリングの付近)に一つだけ装着されているタイプで、それを・・・
取り外し・・・
少し汚いノートですが・・・参考までに…
そして、電池を直列に繋げて・・・
点検・・・
反応なし。
どの角度に動かしても変化なしです。
データモニターでも確認しましたが・・・
(G-scan Tab使用)
「Rr ハイトセンサー」という電圧の項目をチェックすると・・・
*スキャンツールによっては項目名が違うかもしれません。
「0.5V」から始まり「0.01V」ずつ徐々に電圧が上がっていき20~30分後くらいで「4.52V」まで上がり、それを超えると
「AFSランプ」がメーターに点滅するという流れになっておりました。
で、エンジンを切るとまた「0.5V」からスタートするので警告灯が点滅しなくなる。
*コネクタを外さずに診断機で測定したままでハイトコントロールセンサーの固定部分を外し支点{ロッド部分}を前後に(車高を下げたり上げたりを強制的に作ってあげる)動かして電圧の変化をみることで簡単な点検は出来ると思います。
以上のことから「ハイトコントロールセンサー」を交換し、取付後は無事に警告灯も点滅することなく修理完了となりました。
参考値
この車両では走行時&停車時の電圧値は
「約3.0V」でした。
そして、電源電圧は「約5V」でした。
ちなみに・・・
取り替えた部品を分解して中身を拝見してみました。
部品代は・・・
24,000円くらい(新品)しました。
*ハイトコントロールセンサーASSY